戦略的リスク経営の発展

当グループを取り巻く環境は刻々と変化するため、変化に対応して、戦略的リスク経営を適切に運営する必要があります。このため、当社では、戦略的リスク経営に関する課題を常に認識し、継続して発展させるべく、年度方針を策定し、取り組む体制を整備しています。
2016年度は、事業オーナー制に伴う権限委譲に対応したグループCFO・CROの横串機能強化に取り組んでいます。
具体的には、資本配賦やリスクプロファイルのコントロールの枠組みを通じたグループ横断での牽制機能を強化するほか、拡大を続ける海外事業においては、グループ共通の戦略的リスク経営の枠組みに基づき、海外グループ各社のERM態勢強化を進めています。
介護・ヘルスケア事業では、介護ビジネスの特性をふまえ フォワードルッキングにリスクを把握し、対応するとともに、リスク管理態勢の高度化に取り組んでいます。
戦略的リスク経営の活用に関しては、事業計画策定、政策株式削減、再保険戦略、M&Aの投資判断などの意思決定においてRORなどの定量指標の活用を継続するとともに、ROR目標との連動性を高めた業績評価の枠組みを整備するなど、グループの企業価値向上と経営計画の達成確度を高めるための仕組みづくりに取り組んでいます。
これらの取組の基盤となるERM文化のグループ全体へのさらなる浸透と定着を図るため、人材育成・強化の取組みも加速していきます。