福祉に資する取組み

社会福祉の「活動と研究」を支える
~(公財)損保ジャパン 日本興亜福祉財団~

1977年に設立された公益財団法人損保ジャパン日本興亜福祉財団は、国内およびASEAN加盟国・インドで活躍する社会福祉分野のNPO/NGOへの助成や、社会福祉・社会保障・保険・ジェロントロジー(老年学)に関する研究会の開催や研究助成、社会福祉の分野における優れた学術文献の表彰などの事業を通じて、社会福祉の発展と向上を目指しています。また超高齢社会を見据え、認知症等の高齢者を在宅で介護する家族への支援や、介護福祉士を目指す学生への奨学金給付事業などを通じ、複雑化する社会的課題の解決に資する活動を推進しています。「社会福祉の活動」と「社会福祉の学術研究」の両面から、時代のニーズにあわせた事業を展開しています。

●自動車購入費助成

1999年から障がい児・者に対する福祉活動を行う団体に自動車購入費を支援する事業を行っています。
2016年度は、西日本地区で募集をし、10団体に助成をしました。自動車の購入は、団体の活動範囲や活動規模が拡大し、障がい児・者の収入の増加や利用者の増加につながっています。

障がい児たちが待つポニーの移送に大活躍

● NPO基盤強化資金助成

2004年から地域を支えるNPOの活動基盤の強化に必要な資金を支援する事業を行っています。
2016年度は、「組織の強化」と「事業活動の強化」に必要な資金を助成するプログラムと「認定NPO法人」の取得資金を助成するプログラムとを合わせて、41団体に助成しました。地域の中核となり、持続的に活動する質の高いNPO法人づくりを支援しています。

病室にクリニクラウンの登場でハイタッチ

●海外助成

2010年から社会福祉分野で活躍するASEAN諸国とインドの非営利団体を支援する事業を行っています。2016年度は、幼児教育施設(幼稚園)を整備するプロジェクト(カンボジア)、モーターバイクの飲酒運転の危険とヘルメット着用に対する認知度向上を目指すため学校で子どもにヘルメット寄贈(タイ)など、5カ国の5団体に助成しました。

カンボジアでの贈呈式

タイでの贈呈式

●損保ジャパン日本興亜福祉財団賞

1999年度より将来が期待される若手・中堅の研究者を対象に、優れた社会福祉学術文献を表彰する事業を行っています。
2016年度は、衣笠一茂氏が『ソーシャルワークにおける「価値」と「原理」-「実践の科学化」とその論理構造-』で受賞されました。2016年7月には前年度受賞者、青山陽子氏による受賞記念講演会とシンポジウムを開催し、多くの方に研究成果を発表していただきました。

2016年度 贈呈式

2016年7月 受賞記念講演会とシンポジウム

●在宅で高齢者を介護する家族の交流・研修への支援

1991年から在宅で認知症高齢者を介護する家族の癒しと介護技術等のレベルアップを図るための交流会に対する支援事業を行っています。
2016年度より新たに研修会資金助成をスタートし、介護家族等を支援する団体を合せ18団体に助成を行いました。

首都圏地区贈呈式

●介護福祉士を目指す学生への奨学金の支給

介護福祉人材の育成を目的に、2年制の専修学校生を対象に奨学金を支給しています。2016年は1年生10名、2年生10名の方に奨学金を支給しました。1992年の制度開始以来25年間で、258名を支援し、多くの方が福祉現場で活躍しています。

介護福祉士を目指す学生の実習風景

●福祉諸科学事業

ジェロントロジー(老年学)分野における独創的・先進的な研究などに対して研究助成を行っています。2016年は16件の対象者に助成を行いました。
他にも保険業法に関する研究会、福祉マネジメント研究会、ジェロントロジー研究会などを開催しています。
また財団叢書を発行して図書館など、広く一般的に研究の成果を公開しています。

ジェロントロジー研究助成首都圏贈呈式

福祉マネジメント研究会シンポジウム

障がい者が取り組むアート活動などに助成「Heart&Artsプログラム」

SOMPOホールディングスグループ役職員で構成するボランティア組織「SOMPOちきゅう倶楽部」は、公益財団法人パブリックリソース財団とともに、障がい者が取り組むアート活動等に助成する「Heart&Arts プログラム」を展開しています。2016年度は、12団体に合計600万円を助成しました。

●「Heart&Arts プログラム」の助成概要

美術活動、音楽活動、舞台芸術活動などのアート(芸術)には、人間の活き活きとした側面を引き出す力があります。
本プログラムでは、障がい者が取り組むアート活動や、それを支援する事業、普及する事業等に助成することで、障がい者の自由な表現活動の機会を増やし、誰もが豊かに生きることができる社会づくりに貢献することを目指し、以下助成対象となる活動を公募しました。申請された活動が当該団体における障がい者アートに関する事業の今後の展開に資するものであるかどうか等を選考基準としています。

<助成対象となる活動>

  • 障がいのある人が参加・活動するアート活動(アトリエ活動、ワークショップ、制作活動等)
  • 障がいのある人たちのアート活動を支援する活動(講座の実施、講師の派遣、ネットワーク等)
  • 障がいのある人たちのアートを普及するための活動(イベント、出版、展覧会等)
  • 障がいのある人たちのアート活動の発表の機会づくり(コンサート、舞台等)
    • アート活動には、美術活動、音楽活動、舞台芸術活動などが含まれます。

<助成対象団体>

非営利団体(法人格を問わない)
(例)社会福祉法人、公益法人、一般法人、NPO法人、任意団体など